ジャンダルム
みなさん、この山の名前をご存知でしょうか。すべてのアルピニストの憧れの山です。しかし、このジャンダルムは西穂高岳から奥穂高岳へと続く、日本で最も厳しく危険な岩稜地帯にある垂直に切り立った屏風のような岩峰です。人を寄せ付けない神の領域に主峰の奥穂高岳を守るように行く手を阻んでいます。
奥穂高岳は、ご存知のとおり標高3,193mの日本第3位の高峰で、山頂には穂高神社の嶺宮があり、北アルプスの神が祀られています。西穂高岳から奥穂高岳へと続く稜線は未知なる神の領域で、一般の人を寄せ付けません。荒れ狂う神のもとでは熟練されたベテランでも時として命を落とします。
西穂独標へ挑戦
この神の領域を守るように西の端に西穂高岳があります。西穂高岳への登頂も岩稜地帯の切り立った崖の岩山を11超えなければ到達できません。西穂高岳が第1峰でその手前に10の岩山が今度は西穂高岳を守るように連なります。その一番手前に位置するのが、我々ぱんだ登山隊が挑戦する第11峰の西穂独標です。
西穂独標は、この偉大な神の領域のほんの入り口「玄関先」にしかすぎません。
前置きはさておき、しらかば平に集合
8月30日、新穂高第2ロープウェイ乗り場のあるしらかば平は、天気も良く遠く焼岳も望める気持ちの良い高原でした。
我々ぱんだ登山の西穂独標登山隊は、この夏新型コロナウイルスの終息祈願を兼ねて、この岩峰(第11峰)標高2,701mを目指した。
新型2階建てロープウェイ
今年7月にリニューアルされた新型の2階建てロープウェイに乗り込み、一気に標高2,156mまで駆け上がります。
山頂駅の展望台
展望台からは雲は多いながらもアルプスの山々が良く見えます。向かいの山は笠ヶ岳の稜線です。
槍ヶ岳
東の方に目を移せば、槍ヶ岳の穂先もよく見えます。
だんだんと雲が湧いてきました。このまま天気がもってくれれば良いのですが…
出発前の説明
登山の注意事項やコースの説明が幹事からあります。この後出発です。だんだんと気持ちが高まっていきます。
西穂山荘までの道のり
西穂山荘までの約1時間ちょっとは、急な登りもそれほどなく、樹林帯の中を進みます。
湧き立つ夏の雲
西穂山荘に近づくにつれてだんだんと雲が湧いて来ました。標高も2,300mを超えてきました。
西穂山荘
見えてきました。大きな山荘です。まだまだみなさん元気です。
②へつづく
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